CASE5
胃ろうと痰の吸引が必要な方の老人ホームのご相談奥様より
主人が大きな病気にかかり、一日3回の胃ろうと胃ろうの前にたん吸引が
必要な状態でも入居できる老人ホームを探してください。
ご夫婦で暮らしているご主人(要介護5)が2ヵ月前に大きな病気を患い、現在は医療措置として一日3回の胃ろうと胃ろうの前にたん吸引が必要な状態となり、ご主人は自宅での生活が困難なため、ご主人のみ老人ホームの入居をお考えでした。条件は、奥様もご高齢なため「交通機関を使い、駅から徒歩で通える」、ご予算は「入居金は30万円以内、毎月の支払は20万円以内」の老人ホームをお探しでした。
胃ろうやたん吸引が必要なため、看護師が常駐していることを絶対条件としました。また、胃ろうが必要な場合、介護サービスが介護保険の枠を超えて自費が発生する可能性があります。そのため、介護保険の枠を超えるサービスが必要になっても自己負担額が発生せず、毎月の管理費内での対応が可能かどうかの確認が必要でした。24時間看護師常駐の老人ホームは入居金や月額費用が高額になり予算超過となるため、訪問看護が併設している「日中看護師常駐体制と夜間看護師オンコール体制」が整っているご予算内の老人ホームをご紹介いたしました。
24時間看護師常駐の老人ホームは、日中看護師常駐(9時~18時)に比べて、入居金や月額費用が高額になりますので注意が必要です。
また、日中のみ看護師が常駐している老人ホームは、胃ろうの回数が制限されていたり、常時たん吸引が必要になると退去といった入居に関する制限があります。老人ホームは「医療機関」ではなく「住まい」です。看護師が常駐していても、できる対応には限りがあることをご理解ください。