CASE6
認知症の方の老人ホームのご相談ご家族様より
父の認知症が進み、昼夜逆転やヘルパーへの暴言も出てきました。
自宅での生活は限界なので、認知症でも入居できる老人ホームを探してください。
実家で一人暮らしのお父様(要介護3)は、訪問介護とデイサービスを利用しながら生活されていましたが、最近認知症が進んできたため、ご家族様より相談がありました。顔なじみのヘルパーは問題ないのですが、新しいヘルパーには暴言を言うこともあり、おそらく昼夜逆転による睡眠不足のときに暴言が出るとのことでした。自宅での生活は限界のため、実家の近くにある認知症の方でも入居が可能な老人ホームをお探しでした。
とても重要なのが、ご家族様がお父様のために「老人ホームに入居する」という意志をしっかりと持っていただくことです。多くの方は住み慣れたご自宅から老人ホームに転居することを拒否されます。そこで「ご家族様の覚悟」がなければ老人ホームへの入居は困難になります。何度もお打ち合わせを重ね、ご家族様の固い意思を確認の上、認知症ケア専門士が常勤している老人ホームをご紹介いたしました。
ご本人様が入居を拒否されている場合、ご家族様の意思が固まらなければ入居には至りません。「ご本人様のため、ご家族様のため、老人ホームに入居する」という意思を固めてください。ご入居後「自宅に帰りたい」とおっしゃることがありますが、数か月経つと老人ホームでの生活に慣れる方がほとんどです。
次に、老人ホームによっては暴言が多くなると退去になる場合もあります。どのような症状が出ると退去になるのか、また、徘徊の可能性も想定してセキュリティの確認も必要です。